排他式
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気に入っているアプリケーション
はじめに
誰でもお気に入りのアプリケーションはあるはずです。
色々な状況で出会い、何らかの根拠で使い始める訳ですが、中には「こいつでなきゃ駄目だ!」というアプリケーションがありますよね?
この項では、自分が常用しているものや常用不可能(排他)されてしまったが好きなもの、使いやすいものを取り上げています。
排他されたもの(使命を終えたもの)
第一回は使命を終えたアプリケーションです。
古い機種のアプリケーションの殆どが自作なのは、当時は作業するアプリは自分で作る事が当たり前で、作れなければ「パソコンを使える」とは言えませんでした。
まぁ、古き良き時代に作った物の思い出話です。
内容的には当時を知らないとさっぱり判らない語句とかありますが、すべての解説は無理なので簡単に述べています(笑)
(FM-7と付属品一式は1989年頃に廃棄しております)
- HC-20用キャラ定義プログラム
- 作者:銀牙
- 動作環境:富士通マイクロシリーズF-BASIC動作環境
- ランク:★☆☆☆☆
- (解説)
- HC-20でゲームとか作る時にキャラ定義を行う事が多くて、それを方眼紙に書いて計算するのですが、「ここのドットを1つズラしたらどうなる?」とか結構ノリで作りたくて、「計算も面倒なので勝手にやらせてしまえ」と勢いで作った簡単かつ即戦力になるアプリ。
- というか時代的にアプリなんて呼ばないでプログラム。
- 残念なのは、作っておきながらHC-20でプログラムをする事が無くなったので、全くその隠されたポテンシャルを発揮する事無く終わった事。
- 従って本当にポテンシャルがあったのかどうかも永遠の謎だが、実際使用していればかなり便利なのは当たり前なので一応掲載。
- でも使わなかったので星1つ。
- 辛口。
- FMシリーズ用キャラ定義プログラム
- 作者:銀牙
- 動作環境:富士通マイクロシリーズF-BASIC+マシン語(8とか7とか6809系)
- ランク:★★★★☆
- (解説)
- FM-7でゲームを作る時にキャラを置くのにPUT関数を使う・・・と言えば今でもPUT関数は出てくるが、当時はBASICの場合がPUT関数でマシン語なんざそのままVRAMに・・・ってのは置いといて、いずれにせよ「モノクロキャラ定義で良かったHC-20に対して、方眼紙にカラーで描いてられるか」と勢いで作ったプログラム。
- きっかけは「月刊マイコン(電波新聞社)」誌上に掲載されていた、PC-8801用キャラ定義プログラムの実行画面。
(プログラムは全く見ていない為、レイアウトを見て成る程と思い作った)
- 初期バージョンは32x16(縦の解像度の比率が横に対して倍程長い為、これで正方形)のキャラクタを最大16個までエディトし、計算結果を画面に表示するものだった。
- 32x16は当時の標準サイズなので問題ないとしても、最大16個までというのは少しアレだったが、その数の決定は参考画面が16個だった事によるもの。
- しかし、周囲に与えた影響により友人のMr.BOO!氏によってこのバージョンは、PC-8801に移植される事になる。
- (あれ?)
- 元ネタがPC-8801だった事を彼が知った上での移植なのか私は知らない(笑)
- その後、PC-8801版は彼の手で独自進化を遂げてた様な気がするが、今となっては記憶に全く無い。
- さて、本家の方はと言えば、計算結果を画面に表示する方式では、FM系ではチトまずい。
- この問題に直面していた。
- 例えば、VRAM以外にテキスト画面を持つPC-8801なら、表示されたデータの先頭に取り合えず行番号を追記してリターンキー(現在で言うENTERキー)を押しさえすれば、プログラム扱いで(この場合はメモリ上に)保存出来る。
- が・・・
- 一旦吐き出したら最後、すべてをVRAM上にグラフィックとして出力するFM系では、そんな芸当出来っこ無い(笑)
- 「表示された膨大な数値を地道にメモ取って打ち込む作業は嫌すぎる」って事で、ダイレクトにプログラムとしてカセットレコーダーに吐き出す手法を取った。
- 今で言うファイル保存だ。
- 殆どのアプリが普通に行っている。
- (吐き出すのが実行ファイルって感じ)
- でも、時代は「ノーヒント、答えは自分で見つけろ」だった。
- この手法を実装する事で時間はかかるが、「果報は寝て待てば良い」で、取りあえず面倒では無くなり実用可能なレベルとなった。
- 後に同時作成可能数が100を越え、幸運にもメディアが5インチフロッピー時代に突入。
- 労せずに「寝て待たずともコーヒーブレイク程度」まで高速化し、68系マシン語を多少なりとも組み込んで処理も軽くなった。
- ふ、時代がやっと俺に追いついたか(違)
- このプログラムの最大の特徴は、すべてテンキーのみで一切手を動かさずに作業出来る点。
- マウス?そんな物存在してません(笑)
- でもね、今でこそ手を動かさないテンキーのみの操作を実装してほしい。
- マウスより楽だって。
- ノートじゃ意味ないけどね(笑)
- 永きに渡って改良された続けた結果、色々な雑誌で見るキャラエディタより遥かに高性能となりました。
- それでも星4つなのは、これを作る事に集中したから、これを使うゲームを殆ど作れなった為です(またか)
- 周囲に富士通ユーザーが居なかった事により、結局誰も利益を得なかった訳で(笑)
- FM-7用マシン語エディタ
- 作者:銀牙
- 動作環境:富士通マイクロシリーズF-BASIC+マシン語(7系)
- ランク:ゴメス級
- (解説)
- 当時のマイコン(現パソコン)少年の日課といえば、プログラムを組む事(勉強も含まれますね)、ゲームとか市販アプリを走らせる事の他に、雑誌に掲載されたプログラムをひたすら打ち込む事でありました(笑)
- 雑誌公開されるプログラムこそ、今で言うフリーソフト的な存在です。
- しかし媒体はネットならぬ紙の時代(笑)見て打ち込む以外手段はありません(爆)
- 世の中の少年少女達は、一心不乱に米粒に描かれた般若信教の様な、それはもう小さな小さな文字で印刷されたプログラムを打ち込んだものでした。
- 時代はオリジナルアーキテクチャー、ハードが変われば言語も変わる、各機種ごとに言語が違います。
- 例えばPC-8801で苦労して面白いゲームを打ち込んだとしましょう。
- しかし、FM-7で同じゲームをプレイする為には、FM-7用のプログラムを全部打ち込まなくてはなりません。
- 私の周りにPC-8801ユーザーは2人居た為、協力してページ単位での分担作業とか出来てたかもしれません。
- また、機種は違っても打ち込むと決めたアプリがあれば、友人が集まりページ単位で入れ替わり入力を手伝ったりしました。
- (報酬はもちろん打ち終わったアプリで遊ぶ事=苦あれば楽あり也)
- 「ベーシックマガジン(電波新聞社)」級ならイージーです。
- が、「I/O(工学社)」級ともなると、上記の通り般若信教の写経の方が100倍位楽(当社比)なプログラムが、時には何十ページにも渡って掲載されているのが普通でした。
- 見た目で文法がわかるBASICならともかく、16進数のみ延々と何十ページも続くプログラムなんて・・・
- 今なら「こんな事出来るか!コンチクショー!!」と叫ぶレベルです。(半角カナ表記失礼)
- これをマシン語モードのある機種は、ダイレクトコマンドで「mon」と打ち込んで、ひたすら16進数打ち続ける訳です。
- 単純にテキストエディタで16進数だけを打ち続ける事を想像して下さい。
- しかもスクロールしたら二度と戻って見れません。(一部除く)
- 見るには「D」の一文字の後にアドレスを&Hxxxx-&Hxxxxなんて・・・
- やってられるか!コンチクショー!!(半角カナはネットでは駄目だってば)
- まぁ、膨大な16進数だけを一切間違わず打ち込み終える芸当は、ほぼ不可能な事がご理解頂けたでしょうか?
- 「そんなのバイナリエディタ使えばいいじゃん?」
- そう、それがこのプログラムなのです(笑)
- 画面サイズとチェックサムを取る単位も選べ、プログラムサイズは最小になる様努力し、実行アドレスが打ち込もうとするアドレスに掛かる事が無い様に考えて実用レベルとなりました。
- 今と違ってメモリが少ないんです。
- (実行メモリ32KB+32KB←それでも大容量と呼ばれていた)
- Windows9x系で動作する軽量なバイナリエディタ「Foxバイナリ」ですら、実行ファイルは118KBも有ります。
- 今では当たり前のリアルタイムで計算されるチェックサム、右端に出る確認用アスキー表示のキャラクタプレビューも実装していました。
- 例によって、操作はすべてテンキーだけで行います。
打ち込み時にはテンキーが左図の様になります。(文字は浮き出ません、一応)
- 黙々と打ち続ける性質上、通常リターンキーは使いません。
- リターンキーはモード切替で、その際には「1235」のキーが「←↓→↑」と、カーソルの役割を果たし、もう一度リターンキーを押すと即時打ち込みモードに戻ります。
- 楽でしょう?
- カーソル移動モード時には、「7」キーでセーブメニュー、「9」キーでロードメニュー呼び出し。
- 中間の「8」キーでジャンプ先のアドレスを入力するモードになり、その際もアドレス入力をテンキーだけで行えます。
- 間違って押してしまう事を裂ける為、「.」キーには役割を持たせておりません。
- プログラムの終了はセーブメニューから。
- (忘れたら泣きますので)
- AT互換機のキー配列では「+」キーが大きくて、流れる様な配列は無理ですね。
- 最初はキーの右下にマジックでアルファベットを記入していたのですが、気が付けばブラインドタッチで16進数を高速入力出来ていました。
- 後に、「Oh!FM(日本ソフトバンク)」の誌上で同様のプログラムが公開され、非常に人気となりました。
- 16進数のキー配列も表示画面の構成も同じだった様に思います。
- 悔しいより自分が先に作った事が(コンセプトが正解って事で)誇りでした。
- 何事でも新しい事に挑戦しなければ、運命を切り開けないのです。
- その為に必要なのは先ず一歩踏み出す「勇気」ですよ。
- って事で勇気が最初から60のゴメスに決定。
- 何よりこのマシン語エディタによって、沢山のマシン語を楽に素早く入力出来たので実績も残ったし、たっぷり遊んだので今回はゴメス級でしょ?
- FMシリーズ用拡張TPAINTコマンド
- 作者:忘れましたごめんなさい!でも作風は覚えてますよ!Oh!FM(ソフトバンク)掲載プログラム
- 動作環境:富士通マイクロ7シリーズ(裏RAM)マシン語
- ランク:女神級
- (解説)
8Bitパソコン全盛期に栄華を誇っていたのは、やはり日本電気のPC-8801とPC-8001でした。
- (価格帯の関係でパピコンは除いています)
- 全盛期にはそれらが「mkU(マークツー)」に進化。
- これは「8bitの高性能機」と謳われていた富士通が、ライバル日本電気に対抗する為FM-8の贅肉を捨て、(この際残しておくべきだった機能を捨ててしまったが)必要な機能を追加し、速度は倍、しかし価格は10万安い!
- 夢の様な思い切った戦略で「FM-7」をリリースした事への(進歩という良い意味で)報復とも呼べるものでした。
- SHARP(計算機部門)も独自アーキテクチャーのMZシリーズを展開していましたが、目の付け所がやっぱりSHARPなもんでシャープ過ぎました。
- (10年早過ぎた技術=民生レベルでのクリーンコンピュータ=現行マシン)
- そしてオールインワン構想(これがラップトップなら正解なんだけど)なので、単色モニターと言う不利な面で苦戦していました。
- 同じくSHARP(テレビ部門)が販売したX1シリーズ(これも先進な上こちらはビジュアル)とシェアを削りあって、高性能ながら伸び悩んでいました。
- 蛇足ながら隠れMZファン(MZが高価で購入を諦めた人)は私を含めて多く、MZへのアンチテーゼ、PC-6001シリーズのゲームソフト「MZをぶっ壊せ!」が作られた事は有名です。
- 話を元に戻しましょう。
- この時代(MSX登場以前)の機種はすべてオリジナルアーキテクチャ(三洋電機のみ一部PC-6001互換)を採用しており、各メーカーの争い=ユーザー同士の小競り合い(笑)が激化して面白く、それぞれが自分のパソコンの突出した機能を自慢する訳です。
- しかしCPUに分けますと「Z80系(ザイログ/設計は8080(インテル)の元開発者)」と「68系(モトローラ)」が主で、大部分がZ80を搭載、68系は富士通と日立の少数派でした。
- (Win(インテル)対Mac(PowerPC時代のモトローラ)で再び戦う事に・・・)
- 一方で先のPC-8801とFM-7の販売合戦、優劣を競うと言った具合で、このライバル関係から、PC-8801にあってFM-7に無い機能「BASICでの中間色(タイルペイント)」を武器にPC-8801ユーザーはFM-7ユーザーに攻め込んで来ました。
- いや、ダイレクトにVRAMにDATA転送しちまえば、タイルだろうが何だろうが関係無いのです。
- しかし、当時の「BASICでの命令サポート」は、パソコンユーザーの大部分が、BASICでしかプログラムが組めなかった事で話題に上がる事が多く、FMユーザーにおいては、それが劣等感となりトラウマになるという者まで出る始末でした。(嘘)
- (FMシリーズにはマシン語によるハードウェアレベルでのスクロール、裏RAMを切り替える事も出来ると言う武器を持ちながら反撃で使えなかった←口にすると「やって見せろ」となり大部分のBASICオンリーユーザーは反撃できない)
- そんな混沌とした富士通冬の時代(違)に神の如く降臨したのが「TPAINT」でした。
- (やっと本題)
- TPAINTは、FM-7搭載のBASIC命令を拡張し、中間色ペイントを実現します。
- これだけの説明では、今のユーザーは「拡張位で?」と、理解出来ないと思いますので解説します。
- 当時、パソコンにBASICが搭載される様になってから、MZを除いて起動時の画面はBASICのインタプリタ(実行画面)になります。
(ここからはMZファンの皆様すみません説明の都合上除外しています)
- つまりすべてのユーザーが最初に行う事は、BASICインタプリタ上で何かのコマンド入力(ダイレクト命令)する事です。
- 一応、BASICからパソコンを制御出来るので、OSの役割を兼用しているとも言えます。
- 「MacOSはこんな機能があるんだぜぃ!」とか、「Windowsにこんな事出来てMacには出来ないのかよ!」とか、「Linuxと比べたらよくそんな不安定なOS使ってられるな!ペッペッペー!」と、争う様なもんだと言えば判りやすいでしょうか?
- (単なるOSなら、各自が好き勝手にチョイスすれば済む問題なのですが・・・)
- そのOSの様なBASICは、ハードディスクから読み込まれるのでは無く、ROM上に存在しています。
ROMはRAMと違って内容を書き換える事が出来ません。
- ですから、ROMに書かれたサポート命令(BASIC含む)が、パソコンを買う上での選択要素になり得るのも納得されるでしょう。
- しかし、FMシリーズにはそのBASICを拡張する事が可能で、漢字ROMが有るかの如く振舞う名作「漢字RAM」等の傑作命令が生み出されるのです。
- 兎も角、TPAINT命令を実装する事でPC-8801ユーザーの牙城を崩す事に成功したFM-7ユーザーでした。
- が、これを迎え撃つPC-8801ユーザーと「中間色ペイント条件別ベンチマークの戦い」で激突するのでした。
- 最後に私がマシン語を覚える努力をしたのも、ハードウェアスクロールでPC-8801ユーザーの度肝を抜く、ゼビウス真っ青なシューティングゲームを作るぜぃ!との思いからです(笑)
- でも何故かソフトウェアによる横スクロールをゲームレベルの速度で達成すると言う、当初の目的では無い、難易度の高いチャレンジをする方向に行ってしまいました。
- 難易度の高い方向へ進んで達成感を味わおうとするのは、今も昔も同じなのか?
- で、多くの迷えるFMユーザーを救った為、評価は女神級。
【文章:銀牙】(この項目は書きかけです)
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