DynaBook SS PORTEGE 3020
ダイナブックの中でもシリーズ中最も薄型ノートが「DynaBook
SS PORTEGE」シリーズです。
(発売時で世界最薄の19.8 mmと最軽量の約1.19kgを実現)
1998年にSS 6000が発表されると間もなく同じイメージでデザインされたB5ノートが発表され、基本デザインを変更する事無く、数年間パワーアップが図られました。
反面、全くパワーアップされる事が無かったバッテリー(若干向上した物もあった様です)のおかげで、稼働時間は年々短くなりました。
蛇足ですが、同年、「Libretto」シリーズもデザインを統一し、「Libretto SS」となりました。
【文章:銀牙】
DynaBook SS PORTEGEシリーズ
左より、「SS PORTEGE 3020」「SS 3380」「SS 3490」です。
CPUは、「MMX300MHz」「PentiumU400MHz」「PentiumV700MHz」となっております。
写真を見てお気づきの通り、SS30系だけが小型です。
厚みもわずかに薄く、個人的には最も好きなSSです。
世代によって、内蔵デバイスの進化も見られました。
初代SS 30系ではカードスロットとUSB、専用ポートのみだったデバイスが、SS
33系でモデムが、SS 34系で LANが追加されました。
カードスロットもSS 33系以降、TypeIIIに対応しました。
また、液晶ディスプレイもSS 30系では800x600の解像度でしたが、SS 33系(SS
3300除く)以降1024x768に進化しました。
(私は、B5でXGAは文字が読みづらく、SVGAのSS 30系が理想なのですけど)
反面、残念な事にパソコンの販売合戦による低価格化が進み、世代ごとに安っぽくなりました。
代表的なパーツがパームレストで、SS 30系では本体と同じく超薄型マグネシウム合金でしたが、SS
33系ではプラスチックに変更されています。
SS 34系になると金属に戻されましたが、高価なマグネシウムでは無くアルミニウム製となりました。
塗装においても、SS 33系の途中まではサンドブラスト仕様の手の掛かる塗装をしていましたが、後半はただの塗装になりました。
前期モデルの塗装は、滅多に剥げませんでしたが、後期の塗装は簡単に色あせる事で有名です。
価格か質か、苦悩の時代だったのかもしれません。
【文章:銀牙】(2009年4月10日追記)
この時代、ノートパソコンの革命期であり、各社格好の良いノートパソコンを発売したものです。
もちろん、きっかけはSONYの「VAIO 505」なのですが、J-3100シリーズにより世界初DOS/Vノートを開発して、当時シェアナンバーワンだった東芝が打倒505を目指し(真意は知りませんが)、液晶、内臓薄型HDD、薄型キーボード等、細かなパーツレベルから新設計を行い、
VAIOよりわずかに薄くして開発したのがSS 30xxシリーズです。
(これ以前のTFTカラー液晶はSHARPのOEMが主でしたがSS 30系では自社製でした)
この大人気(おとなげ)無さが多くの東芝ファンの心を掴んだのか、いずれにせよヒット商品となりました。
初代505と初代SSの厚みの差(わずかにSSが薄い)
尚、三菱にもキータッチを犠牲にしてまで、更なる薄型を追求した「Pedion」と言う名機が存在するのですが、「キーを押した時より、タッチパッドのクリックを押した方が押した気がする」と言われる独特の操作感が世間に全く受け入れられず、一瞬で表舞台より姿を消したのでした。
(後発の「PedionTM」は名前のみ継続され、キーボード等は、SSシリーズと同等品に戻りました)
何事も程々と言う事でしょうか・・・電卓のキーの方が押した気がするもんなぁ。
因みに手前が初代PedionでSSより薄い
ただし、PedionはA4サイズである事を忘れてはいけません。
A4サイズでPedion以下の厚みを実現したモバイルは2009年3月の時点で存在しません。
【文章:銀牙】(2009年3月22日追記)
1998年6月30日発売
| CPU | MMX-Pentium(233MHz) |
| ROMBASIC | - |
| RAM | 64MB(MAX96MB) |
| VIDEO | 2MB(NeoMagic MagicGraph128XD) |
| 表示 | 800x600(1677万色) |
| 音源 | SoundBlasterPro互換(YAMAHA OPL) |
| FDD | 3.5インチx1(外付け) |
| HDD | 2.5インチIDE2.1GB(6mm厚) |
| 定価 | 32,8000円(オープンプライス) |